CMの流行と定番

CMの流行と定番

CMにも流行やサイクルがあり、これは一般消費者動向や、ファッション、製品などにも同じ事が言えて、時代によって多少アレンジが加わりますが、昔に流行ったものが、少し形を変えて、また流行するという事象は皆さんにも経験があると思います。

例えば、女性アイドルユニットなどは、よくCMでも登場していますが、アイドルユニットは「3の周期」で改変して、流行にかげりが見えると解散!しかしまた違った形で別のアイドルユニットが誕生、ブレイク、解散、という具合に流行が繰り返されたりします。その時に旬でトレンドランクも高いキャラクターを起用するのはよく見受けられる手法です。

このような流行だけを上手く使うのが、決めの一手になるかと言うと、そうでもなくて、いわゆる「定番」というコンセプトワークもあって、その代表格が、広告業界の「3B」と言われるものです。

広告の定番3B


Jill WellingtonによるPixabayからの画像

3Bというのは、赤ちゃん(Baby)、動物(Beast)、美女(Beauty)の頭文字で、この3Bを用いると、広告のヒット率が高くなる傾向にあることから、3B神話とも言われています。

3Bは流行に左右されず、人が好印象や親しみを感じやすい要素なのですが、この3Bを使った企画は、よく「ベタ」とも言われます。

「ベタ」というのは別の言い方で「ありきたり」という意味にもなるので、そうならないように、赤ちゃん、動物、美女などの要素をどう商品と結びつけて表現するかが大事なポイントです。

動物と赤ちゃんの組み合わせは最強?

Karen WarfelによるPixabayからの画像

広く一般に浸透すると広告的には大成功

3B広告の中で、動物を起用した有名なところでは、ソフトバンクのCMでも「お父さん犬」がもう何年も好評です。CMにストーリー性を持たせたり、有名人とコラボしたりと長期間にわたってシリーズ化されたCMとしては、その広告効果は絶大なものがあります。

どれほど絶大かというと「お父さん」と画像検索して確認してみましょう。
一般語の「お父さん」の検索結果で「ホワイト家族」の白い犬の写真やイラストがいくつも表示されます。それほど広く世間に浸透しているわけですね。これは広告価値として、すごい成果だと思います。

一見、ベタだと思える定番のネタでも、投入時期や、アレンジ、メタファ、状況描写など複雑なトレンド要素を上手く取り入れることで、新しい表現が生まれ、広く好意的に受け入れられることがあるのです。

広告を企画制作する場合、ありきたりと思っても、古いと思っても、そこからどう発展させて、クリエイティブに落とし込むかが大事ですね。

※この記事は2010年8月にECSブログに掲載した記事にイメージ画像を追加しWeb-Osakaに転載した物です。